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男性
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兵庫県

デイリースポーツがお届けする、プロレス・ボクシング・格闘技・etcの総合情報サイト「特選格闘技」スタッフの一人。神戸本社に勤務しており、関西での興行やイベント等には自ら足を運んで取材することも。ブログのタイトルは、プロレスの「ロープブレイク」と“ほっと一息”の「ブレイクタイム」を合わせたもの。ニュースの補足やちょっとした裏話まで、様々な話題を更新していきます。

ビリーvsハブ男...2011・1・23エピローグ

2011年1月25日 03:04

 

20110123-01.jpg ファンはもちろん、誰よりもリング上の2人が待ち望んだ夢の時間が終わりました。1月23日、ビリーケン・キッド自主興行。メーンで行われたビリー選手vs怪人・ハブ男選手の一戦は"死闘"としか言いようがない、もしかするとそんな言葉すらどうしようもないような、筆舌に尽くしがたいものでした。

 

 その試合の記事は、デイリースポーツonlineおよび「特選格闘技」に配信されました。

 

◇ビリーvsハブ男、魂の死闘

http://www.daily.co.jp/ring/2011/01/24/0003758801.shtml

 

 私はこの日に見たことを一生忘れないですし、忘れようとしてもできません。ただただ、あの日あの場所に居られたことを幸せに感じる―――そんな経験、生きているうちに何度できるでしょう。大げさに聞こえるかもしれませんが、そう思わせてくれる空間がそこにありました。

 

 涙と、感動と、そして笑顔と。キャッチフレーズだった「夢と元気をビリーから!」という言葉はこの大会にぴったりでした。

 

 バックステージで、試合後の両選手の声を聞くことができました。今回は2011・1・23、ビリーケン・キッド対怪人・ハブ男の"エピローグ"として、その全コメントを掲載します。

 

 

◆怪人・ハブ男選手

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――ビリーケン・キッド選手との、久々の対戦が終わりました。

 

 「2年ぐらい前...沖縄に行って半年ぐらいした時、麻痺しちゃうんですよね。マスコミさんも来ないし、ファンも少なかったりで「まあいいや」ってダラけて、体も適当に鍛えたりとかしたんですけど、ビリーさんが大阪でチャンピオンになったりとか頑張ってたので悔しくて、肉体改造して、なんとかビリーさんと同じぐらいまで体重を戻したりして。最近になって"ビリー、ビリー"言ってますけど、前から自分の中ではずっと(思いが)ありましたからね。たぶんビリーさんもそうだと思いますけど。全然言ったり、当たったりしてないけども、常に自分は意識してましたね。あの人の試合とか、映像でもらったりして。今日はだいたい分かってましたね、ビリーさんの技は。」

 

――沖縄でモチベーションを保ち続けられた理由は、ビリー選手の存在だったと。

 

 「そうですね。本音を言うと大阪の人らには負けたくないんですよ。大阪プロレスを出て沖縄プロレスを作ったわけなんで。別に選手間の憎しみとかは何もないですけど、やっぱり大阪プロレスには負けたくないし、大阪プロレスにいるビリーケン・キッドには絶対負けたくない、っていうのがずっとあって...。トレーニングする時も僕は負けたくない人の顔を思い浮かべてやるんですけど...「もうムリ!」と思っても「このヤローッ!」ってビリーさんの顔とか思ったら、2回ぐらい(余計に)いくんですよ(笑)。それで結構頑張れたというのはあります。あの人のおかげで今の自分があると思います。...昔からですけどね。(大阪プロ時代の、スペル・)デメキンの時から。あの人、映像とか色んなところで(ハブ男への思いを)言ってくれてましたけど、それは自分も一緒ですね。あの人のおかげで今があるんで。」

 

――リング上で、ビリー選手との再戦の話が出ましたが。

 

 「そうですね。でもすぐにではないんじゃないですかね。自分が慢心とかして落ちてきた時に、ビリーさんが「ふざけんな!」って意味でやるのかもしれないですし、またビリーさんが低迷した時かもしれないですし、お互い上がってきた時かもしれないですし。...ちょっと先だと思いますね。それぐらい...2年、3年ぶんぐらいのパワーをもらいましたよ今日は。シングルマッチってめちゃくちゃ久しぶりだと思うんですよね。5~6年ぶりぐらいですかね?」

 

――ファンも、また素晴らしい戦いが見られることを期待していると思います。

 

 「自分こそまたやりたいですよ。3日ぐらい前から寝れなかったんですよ。熟睡できなくて。楽しくてですね。サンタさんを待つ子どもみたいに(笑)。昨日も「めちゃ寝たな~」と起きてみたら1時間しか経ってなかったり。...自分が一番楽しみにしてるんで、絶対やりたいですね。」

 

 

◆ビリーケン・キッド選手  

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――ハブ男戦が終わりました。今の率直な気持ちを聞かせてください。

 

 「まー、何ですかね。うーん...スッキリしたのと悔しいのと。まあ、また頑張ろうという気持ちになれたんで、やった甲斐がありました。夢と元気を自分自身に(笑)。」

 

――ハブ男戦はビリー選手にとって特別なものだと、お客さんにも伝わったと思います。

 

 「そうだと嬉しいですね。沢山の人に見てもらいたかったですし...。自主興行だからという理由ではなく、ハブ男とやる試合だからこそ見てもらいたかったので。」

 

――お客さんからの拍手が鳴りやまなかったです。

 

 「そうですね。引き分けた試合でずっと拍手が続く...というのは僕のプロレスファン的感覚からしたらあるんですが、なんか今日は、僕が3カウント取られた後の拍手は...そんな感覚...どちらが勝った負けた、やった!っていう拍手ではない、不思議な拍手でしたね。」

 

――あの拍手はビリー選手とハブ男選手が、夢と元気を与えたという証なのではないでしょうか。

 

 「あー(笑顔)!だとしたら嬉しいですね。相手がハブ男だからそういった試合ができて、皆さんに夢と元気を与えられたんだと思いますし、逆に相手がハブ男だからこそできたというのは、またこれ悔しいところなんですけど(笑)。まあそれは認めざるを得ないですね。」

 

――両者の口から、再戦の話が出ましたが。

 

 「まあ、何年後かでしょうね(笑)。4年後か3年後か。来年また、ということはないですね。プロレス界どうなるか分からないですけど。お互いかなり命削ってる部分も大いにあるので。大事にしたいとお互い思ってますし、お客さんもそんな簡単な試合じゃないっていうのは今日、分かってくれたと思うので(笑)。年に一回でも「え~~っ!」っていうぐらいの(笑)僕の中では大切な試合なので。ま、お互いそういう(再戦する)気持ちはあるので。何年後か...ただそういう時にはね。リング上でも言ったように、自分の立場というかね、自分の気持ちも、周りの見る目も、大阪プロレスのビリーケン・キッドっていう...真のトップ、真のエースになった時にまた戦うときがくるんじゃないかと思います。」

 

――最後に、ファンの皆さんへメッセージを。

 

 「僕のほうが皆さんから夢と元気をもらったような興行になってしまいましたけど(笑)。ホントに"プロレスやってて良かったな"って僕自身思ってて、スッキリした、ターニングポイント(変わり目)になる一戦になったと思います。その試合を見てお客さんが何かを感じてくれたなら僕も嬉しいですし、ハブ男も嬉しいと思います。今日の試合やって、命を削った甲斐があったと思うので。僕も頑張りますので、皆さんも頑張って、明日も生きていきましょう!」

 

 

◇   ◇

 

 

 見事な勝利を収めたハブ男選手、そして敗れたビリー選手。両選手とも表情は穏やかでした。ひとつの戦いが終わりましたが、これはまた新しい戦いの始まりでもあります。最後に、改めて2人に拍手を送りたいと思います。ビリー選手、ハブ男選手、本当にありがとうございました。

 

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